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手紙営業代行会社11社の徹底比較!料金、サービス内容、おすすめ企業を一挙公開

手紙営業という手法について疑問を持っている方々も多いかと思います。

「手紙営業の効果とは何か?」
「おすすめの手紙営業代行業者はどこか?」

手紙営業は、手紙やメッセージカードを使用して顧客に直接連絡を取る営業手法です。

この方法を使えば、直接的なコミュニケーションが可能となり、顧客の購買意欲や成約率を向上させることができます。

この記事では、手紙営業の利点や実際の作成手順、注意すべき点について解説するほか、信頼できる手紙営業代行サービスを11社紹介します。

手紙営業代行とは?

手紙営業とは、手紙やメッセージカードなどの紙媒体を活用して、顧客に直接アプローチする方法です。

この手法にはさまざまな効果がありますが、主に新規アポイントの獲得顧客との関係構築に役立ちます。

特に手紙営業が効果を発揮する場面としては、新規顧客や既存顧客へのアプローチのほか、問い合わせへのお礼などが挙げられます。また、商品やサービスを購入してもらった後のお礼や、担当者の異動・退職に伴う挨拶としても効果的です。

さらに、口頭での営業と比べて、文字として形に残るため、相手に強い印象を与えられるという点が手紙営業の大きなメリットです。

一般的な定型文に加えて、個別性の高いメッセージを盛り込むことで、より高い効果が期待できるでしょう。

手紙営業を行うメリットとは

手紙営業の主な利点は次の3点です。

  • 決裁者へのアクセスが容易であること
  • 開封されやすいこと
  • 大企業への働きかけがしやすいこと

決裁者への直接的なアプローチが容易

多くの営業担当者は「決裁者を特定することが難しい」「決裁者との商談が実現するまで距離がある」と感じているでしょう。

たとえばテレアポの場合、最初に接触するのは通常受付、その後現場担当者となります。そして現場担当者を通じてようやく決裁者との商談が実現します。

しかし、手紙営業では事前に決裁者を特定し、直接名指しでアプローチできるため、初めから決裁者との商談が期待できます。

開封されやすい

営業手法としては手紙に加えてメールもよく用いられますが、メールの返信率はわずか0.5%に過ぎません。 多くの場合、メールは開封されることもなく、削除されてしまうことが少なくありません。

営業用のテンプレートメールを送っても、ただの「大量の営業メールの一つ」と見なされがちで、全く個性が感じられません。

一方で、手紙営業では手書きで宛名が記されていたり、受け取る人一人一人にカスタマイズされた内容が記載されているため、受け取った側が「一度読んでみよう」と思う動機づけになります。

手紙営業は大企業へのアプローチに有効的

さらに、バイネームで決裁者に直接手紙を送ることは、大企業へのアプローチにおいて特に有効です。

大企業は、中小企業よりも部署が多く分かれているため、営業プロセスが複雑になりがちです。受付から始まり、多くの現場担当者を経由し、ようやく決裁者との商談に至るルートが必要になるため、費用対効果の面で不利になることもあります。

このような状況で、最初から決裁者に直接アプローチできる手紙営業は大きな利点をもたらします。 実際に、東証一部上場企業からの受注などの実績を持つ手紙営業代行会社も存在しています。

手紙営業代行に依頼できる業務

手紙営業代行サービスでは、さまざまな業務を依頼できます。自社のニーズに応じて、必要な業務を選択し、様々なサービスを比較することが重要です。

以下に、一般的に依頼可能な業務とその詳細を示します。

業務名 詳細
宛名書き 宛名は手書きと印刷のどちらかを選択可能。
・手書き:特別感があり、開封されやすい
・印刷:大量発送に適しており、短時間で広範囲にアプローチ可能
本文書き 本文の代筆サービス。手書きや印刷の選択が可能
切手の選定、手貼り 目的に応じた切手の選定と手貼りを行う
封筒や便箋の選定 封筒や便箋のサイズ、色、素材をカスタマイズ可能
本文原稿作成 単に本文を代筆するだけでなく、効果的な文面の設計・作成を提供
送付先リスト作成 送付先の企業や部署、決裁者のリストを作成
戦略設計 ヒアリングに基づき、手紙営業の戦略を設計し、支援する
フォローコール 手紙送付後のフォローアップコールで、アポイント獲得までの業務を代行

自社で文面のノウハウや送付先リストを持っている場合は、執筆と送付だけを依頼してコストを抑えることができます。それがない場合は、戦略策定からリスト作成まで全てを依頼することで、より効果的な手紙営業代行が行えます。

手紙営業サービスの費用相場

手紙営業代行の費用は、通常、1通あたり500円から5,000円の範囲です。

この価格差は、代行するスタイルに依存しています。パソコンやロボットを使用した代筆サービスは比較的安価ですが、書道家や筆耕士による代筆は、それに比べて単価が高くなります。

各社の料金形態やプランで提供されるサポートの範囲が異なるため、最低ロット数や単価を確認し、予算や必要なサービスに合わせて選ぶことが重要です。

手紙営業代行の目的に応じた選び方

手紙営業代行サービスは、企業の異なるニーズや戦略に応じて、多様な形で提供されています。それぞれのビジネスに合ったサービスを選択することが重要です。

以下では、代表的なサービスタイプを3つに分けて、各特徴を詳細に説明します。

コストを低く抑えて多数送付したい

このタイプは、戦略立案や手紙の文面作成のノウハウを自社で持っており、短期間で多数の手紙を送りたい企業に適しています。

この場合、送付業務だけを依頼するため、コストを低く抑えつつ大規模な送付が可能です。ただし、戦略的な部分や送付先リスト、文面は自社で準備する必要があり、他のタイプと比べて営業コストが発生します。

例えば、送付先リストの作成、手紙の文面作成、送付後のフォローコールなどは自社で行う必要があり、相応の営業リソースが必要です。そのため、送付前後の業務にリソースを割く余裕がない企業には向かないかもしれません。

業務をワンストップで委託したい

このタイプは、戦略立案から発送、その後のフォローアップと商談設定まで全てを依頼できるため、手紙営業代行に必要な営業工数を削減し、効率的にリードを獲得したい場合に最適です。

例えば、自社の商材に合ったターゲットを選定し、手紙送付後に問い合わせがあった場合には即座にフォローアップの電話をかけてリードを確保します。

さらに、一部のサービスでは、手紙営業支援ツールを提供し、ターゲット選定から送付業務、営業進捗の管理までクラウド上で行えるため、自社で行う場合でも工数を節約できます。

大手企業や決定権者のリードを得たい

「リードの数量」よりも「リードの質」を重視する企業には、CXOレターに特化した手紙営業代行が推奨されます。

CXO(企業の最高経営責任者)に直接手紙を送ることで、獲得したリードが受注につながる確率が高くなります。

このタイプは、無駄な商談を減らし、限られた営業リソースで受注を獲得することを目指す企業に適しています。また、大手企業のアポイントメント獲得に長けているのも特徴です。

手紙営業代行サービスの比較ポイント

自社の目的に合わせた手紙営業代行サービスの選び方を理解した後は、サービスを選択する際の比較ポイントについてご紹介します。

送付先リストの質の高さ

代行会社が提供する送付先リストを利用する場合、そのリストが「企業ベース」か「人物ベース」かを確認することが重要です。企業ベースのリストでは、条件に基づきターゲット企業を選定して手紙を送ります。一方、人物ベースでは、特定の企業や部門の決裁者までリスト化し、その決裁者個人に直接手紙を送るため、窓口で阻まれることなく読まれる可能性が高くなります。

効果検証があるかどうか

手紙営業は他の営業方法に比べて、送付後の反応を直接的に知ることが難しいため、効果の検証や改善が挑戦的です。サービスの中には、手紙や同封のチラシにQRコードを印刷し、それがどれだけ読み込まれるかで効果を測る方法や、小ロットでの初期送付を通じて反応を見てターゲット選定を調整するサービスもあります。これにより、常に改善サイクル(PDCA)を回し、進行するサービスを選ぶことが有効です。

カスタムができるかどうか

手紙のデザインは受け取った人が最初に目にする部分であり、そのデザインが開封へと繋がる重要な要素です。文字や便箋、切手のデザインのカスタムが豊富にできるサービスを選ぶことで、送付先に合わせた最適なデザインを選ぶことができ、誠実さを伝えやすく、高い開封率を目指すことができます。手書きでの送付は、特に印刷に比べて真摯さが感じられ、効果的な手紙営業が実施可能です。

サポート体制はどうなっているか

サポート体制には、大きく分けて二つのタイプが存在します。

  • フルサポートタイプ
  • 一部サポートタイプ

フルサポートタイプの代行会社は、手紙営業に必要な全てのサービスを提供します。これにより、手紙営業をゼロから始めることが可能です。特に、以下のような状況にある企業に最適です。

  • 人的リソースや時間的リソースが限られている場合
  • 手紙営業を初めて行う場合

一部サポートタイプは、必要なサービスの一部を代行します。フルサポートに比べて料金が低い点が魅力ですが、提供されるサービスが限定的であるため、一部の業務は自社で行う必要があります。このタイプは以下のような場合に適しています。

  • 自社でアプローチリストや文面を作成できる場合
  • 自社の手紙営業のノウハウを獲得することにリソースを割いても良いと考えている場合

手紙営業代行を検討する際は、まず自社の予算や利用可能なリソースを検討し、フルサポートまたは一部サポートのどちらが適しているかを判断することが重要です。

目的に即した提供サービス内容

手紙営業代行会社が提供するサービスは、大きく4つのカテゴリーに分けられます。

  • 代筆・代理発送サービス
  • 手紙の送付先を選定するサービス
  • 手紙の開封を促すサービス
  • 商談の検討を促すサービス

フルサポートタイプの会社は、これらのサービスを全て提供していますが、各社の得意とする分野が異なります。一方で、一部サポートタイプの会社は主に代筆・代理発送サービスを中心に提供し、その他のサービスは1つまたは2つに特化していることが多いです。

それぞれのサービスの概要と適しているケースを理解し、自社の状況に照らし合わせて、必要とするサービスカテゴリーを選定することが望ましいです。

代筆・代理発送サービスは、すべての手紙営業代行会社が提供しており、手紙営業における基本的なサービスです。このサービスの方法や期間は各社によって異なります。また、すべてを手書きで行う場合の誠実さや、すべてを印刷で行う場合の効率性など、各社の提供方法には特色があります。

代理発送までの期間は、3日から3週間程度で会社によって異なりますが、フルサポートタイプの会社ではこの期間が長くなる傾向にあります。これは、フルサポートタイプの会社がヒアリングからリスト作成、文面作成までを含む多くのプロセスを経るためです。

これらの情報を元に、自社にとって最適な手紙営業代行会社を選ぶことができます。

おすすめの手紙営業代行会社11選

手紙営業によって得られる様々な効果を活用するため、時間や労力を節約しながら効率的に実施する手段として、手紙営業代行サービスが有効です。ここで、特におすすめの手紙営業代行サービスを10社、紹介しますので、関心がある業者には直接問い合わせをしてみることをお勧めします。

以下の表は、推奨する手紙営業代行サービスのリストです。各サービスの種類(フルサポートまたは一部サポート)と料金を確認できます。

サービス名 サポートタイプ 料金
カリトルくん フルサポート 100,000円〜
letable フルサポート 50,000円(発注時)+450円〜/枚
カタセル フルサポート 要問い合わせ
Keyman Letter フルサポート 50,000円〜/月
テガミコ フルサポート 13,200円〜
営業代行JP 一部サポート 500円〜/枚
ロボットレター フルサポート 165円〜/枚
Sales Now Letter 一部サポート 300,000円(初期費用)+70,000円〜/月
レタル フルサポート 要問い合わせ
レタゲット フルサポート 165,000円〜
Craft 一部サポート 39,600円~/月

カリトルくん

カリトルくんは、ウェブマーケティングと営業スキルを併せ持つフリーランサーにより、テレアポ、問い合わせフォームを介した営業、メールマーケティングなど、多様な手法を駆使して、商談成立までをサポートするサービスです。

カリトルくんの導入により解決される問題:

  • 営業代行を外部に依頼した際に発生する予想外の高コスト
  • 内部リソースを用いずにアウトバウンド営業を行いたい企業のニーズ
  • リード獲得を完全に外部委託し、営業の効率化を図りたい企業のニーズ
  • 常時雇用するほどではないが、リード獲得専任の人材が必要な場合
  • 業務をアウトソーシングすることでコスト削減を図りたい場合
  • 社内にアウトバウンドの専門部署がない場合

カリトルくんは300社以上の支援実績を持ち、フリーランサーによる柔軟な営業支援が特徴です。成果が出ないフリーランスは迅速に交代が可能で、固定費用のみで利用できます。また、専属のディレクターがつくため、蓄積されるノウハウにより更なる業務効率化が期待できます。

letable

letableは、多様なビジネスシチュエーションに対応した文面のフォーマットを提供し、単発や小規模な注文にも対応可能です。リストの作成から手紙の執筆、送付、さらには商談のスケジューリングまでを一手に引き受けます。

カタセル

カタセルは、手紙を利用した営業に強みを持つ代行業者で、特にセールスレターの作成に優れています。顧客のニーズに合わせたカスタマイズが可能で、標準文と比較して3倍の商談獲得率を達成しています。

Keyman Letter

Keyman Letterは、約50万人の決裁者情報を持つデータベースを基に、的確なターゲット選定から手紙の作成、送付、フォローアップのコールまでを提供します。このサービスは、効率的なアプローチで高い費用対効果を実現します。

テガミコ

テガミコは、顧客の具体的なニーズに基づいたカスタマイズ手紙を提供し、文面の作成から配送までをサポートします。これにより、顧客との距離を縮めることができます。

営業代行JP

営業代行JPでは、任意の相手に対して手書きの手紙を作成して提供するサービスです。スタッフが代筆するため、一貫した品質と印象を相手に与えることができます。

ロボットレター

ロボットレターは、ロボット技術を用いて手書き風の文字で手紙を作成するサービスです。多様な書体や紙材を選択可能で、個性的な手紙が簡単に作成できます。

Sales Now Letter

Sales Now Letterは、文面の作成からリスト作成、手紙の送付まで、WEB上で全ての手続きを完結できるサービスです。これにより、迅速かつ効率的な手紙営業が可能です。

レタル

レタルは、セールスライティングの専門技術を用いて、目的に応じた高品質な手紙を作成し、効果的なアポイントメントの獲得を支援します。

レタゲット

レタゲットは、1通ごとに完全にカスタマイズされた手紙を作成し、決裁者に直接アプローチすることで高い商談獲得率を誇るサービスです。

Craft

通常の手紙営業代行サービスが商談の獲得を主な目標とするのに対し、CRaftの主な目的は既存の顧客との信頼関係を深めることにあります。

このため、口コミ内容も商談獲得よりも信頼構築に関するものが多いです。

サンクスレターや挨拶状を通じて、顧客との良好な関係を築くための成果が期待できるサービスです。

手紙営業を行う際の気をつけるべきポイント

手紙営業を行う際の3つの重要な注意点は以下の通りです。

  • 手紙とはがきの使い分け
  • 相手に合わせた手紙の内容のカスタマイズ
  • 言葉遣いと内容の正確性

手紙とはがきを使い分ける

手紙営業を考えるとき、多くの人が封筒と便箋を思い浮かべるかもしれません。しかし、送る相手やメッセージの内容によっては、はがきを使用することも効果的な戦略となります。ビジネス文書としては封筒を使うのが一般的ですが、年賀状や暑中見舞い、簡単な感謝のメッセージなどははがきが適しています。はがきはより親しみやすい印象を与えるため、既に何度かコミュニケーションを取っている相手には、はがきを用いることでさらに親近感を増すことができます。

受取人に応じて手紙の内容を調整する

手紙営業の最大の強みは、それぞれの企業や個人に合わせて内容をカスタマイズできることです。オリジナルの文面は受け取る側に強い印象を残し、アポイントや契約締結に繋がる可能性があります。単なる定型文よりも、その企業や相手に特化した情報を加えることで、より効果的なコミュニケーションが実現します。

言葉と内容を正確に記述する

全てのコミュニケーションにおいて正確な情報と適切な言葉遣いは非常に重要です。誤った情報や誤字脱字は、受け取った人に悪い印象を与え、信頼性を損ねる原因となります。メールの場合は間違いに気づけば迅速に修正できますが、手書きの手紙では修正には再度書き直しが必要となります。そのため、発送前には何度も校正を行い、内容の正確性を確保することが必要です。

手紙営業での手紙の書き方!3つのコツを紹介

手紙営業に取り組む企業にとって、効果的な手紙の書き方は成功の鍵です。ここでは、手紙営業の際に役立つ3つのコツを紹介します。

  1. 冒頭には挨拶文を添える
  2. 内容を簡潔に保つ
  3. 具体的なデータを取り入れる

これらの点を意識すれば、受け手の注目を引く手紙を作成することができます。

冒頭には挨拶文を添える

手紙は通常、「前文」「主文」「末文」の三部構成で書かれます。特に手紙の冒頭にあたる前文には、季節の挨拶や相手への思いやりを示す言葉を含めることが一般的です。このような季節感あふれる挨拶や丁寧な表現は、手紙ならではの慣習であり、受け取った人への好印象に繋がります。

内容を簡潔に保つ

文章作成が得意でない方や手紙を書くのが初めての方は、つい詳細すぎる内容になりがちです。しかし、相手が忙しい場合、長すぎる文面ではポイントが伝わりにくくなります。手紙の目的とメッセージを明確かつ簡潔に伝えることが重要です。不安な場合は、書き終わった後に同僚や上司に内容をチェックしてもらうと良いでしょう。

具体的なデータを取り入れる

商品やサービスを紹介する際は、具体的な数値やデータを盛り込むことで、情報に説得力を持たせることができます。公式のウェブサイトやカタログでは得られない、特別な情報や成果を提示することで、読者に特別感を感じてもらい、関心を引くことが可能です。

最後に

手紙営業の全体概要、そのメリット、そして代行サービス会社の比較を通じて、興味を持った会社やサービスが見つかった場合は、その企業の公式ホームページからさらに詳細を問い合わせると良いでしょう。

このアプローチにより、サービスの詳細を深く理解することができるだけでなく、自社の製品やサービスに最適なカスタマイズされた提案を受け取る機会も得られます。これにより、手紙営業をさらに効果的に展開するための基盤が整います。

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