目次
- 1 営業研修の目的と必要性とは?
- 2 営業で必須な6つの能力
- 2.1 顧客との信頼関係構築力
- 2.2 ヒアリング力(ニーズの把握力)
- 2.3 ロジカルシンキング
- 2.4 データ収集・分析スキル
- 2.5 提案力
- 2.6 交渉力
- 3 営業研修を受講する4つの方法
- 3.1 集合型研修
- 3.2 オンライン研修
- 3.3 ハイブリッド研修
- 3.4 e-ラーニング
- 4 営業研修の費用の目安とは?
- 4.1 営業研修のAcceptの場合
- 4.2 社員研修のグリーンサン企画の場合
- 4.3 Jastterの場合
- 5 営業研修会社を選ぶ5つのポイント
- 5.1 社員のレベルに合った内容の研修があるか
- 5.2 ロールプレイなど実践的する環境があるか
- 5.3 個人の学習の経過や成果を可視化できるか
- 5.4 ニーズに合わせてカスタマイズできるか
- 5.5 フォローアップやサポートが充実しているか
- 6 営業研修を成功させる4つの秘訣
- 6.1 現状の営業チームの課題を特定する
- 6.2 研修を実施する目的とゴールを設定する
- 6.3 効果を求めすぎない
- 6.4 営業研修の内容を営業活動で実践・振り返り
- 7 営業研修おすすめ10社を徹底解説!
- 7.1 GENNE株式会社
- 7.2 株式会社アガルート
- 7.3 株式会社ジェイック
- 7.4 株式会社インソース
- 7.5 株式会社リカレント
- 7.6 ALL DIFFERENT株式会社
- 7.7 ジャイロ総合コンサルティング株式会社
- 7.8 株式会社シナプス
- 7.9 株式会社セールスアカデミー
- 7.10 アチーブメントHRソリューションズ株式会社
- 8 GENNEが行う営業力強化支援とは?
- 9 さいごに
「営業研修は行っているが、実際に社員の営業スキル向上につながっているのか疑問だ」
「さまざまな会社が営業研修を数多く行っているので、どれを選べばいいのか分からない……」
これまで自社が行ってきた営業研修について、現状のままでいいのか、新たな研修を取り入れたらいいのか、頭を悩ませていませんか?
そこで、今回の記事では、営業研修の目的・必要性から、営業研修会社の選び方、成功させる秘訣、さらにおすすめの企業40選を詳しく紹介していきます。
営業研修の目的と必要性とは?
営業研修の主な目的は、人材育成を通じて企業の業績向上を図ることです。企業の戦力となる営業担当者を育成することで、効果的な営業活動を展開し、目標達成を目指します。研修対象ごとに最適なカリキュラムを取り入れることが、これらの目的を達成する鍵となります。
たとえば、新入社員向けには営業の基礎となるビジネスマナーやプレゼンテーション力を高める内容が効果的です。参加者が研修の目的を理解し、自発的に参加することも重要です。
また、営業研修を行なう必要性は以下のとおりです。
- 適切なコミュニケーション能力の向上
商談時に適切なコミュニケーションを図る能力を養うことができます。 - 具体的なアプローチ方法の習得
具体的なアプローチ法や潜在的なニーズを引き出す技術を学ぶことができます。 - 臨機応変な対応力の強化
臨機応変に対応する力や問題解決力など、営業に必要な能力全般を底上げすることが可能です。
これらの効果を最大限に引き出すためには、現場の実態に即した研修内容を考慮することが不可欠です。研修後のフォローアップや追加サポートの体制も整えておくことで、研修で学んだ内容を実務に定着させ、持続的な効果を得ることができます。
営業研修を通じて、企業全体の営業力を強化し、業績向上を目指すことが重要です。
営業で必須な6つの能力
顧客との信頼関係構築力
営業は、多くの関係者と関わるため、人とのつながりや信頼関係を築く関係構築力が必要です。顧客と信頼関係を築かないと、顧客は本音の課題や状況を教えてくれません。これができないと、ソリューション営業や提案営業は実現せず、商品やサービスの説明だけに終わってしまいます。
また、同僚や上司、他部署の社員とも信頼関係を築くことで、アドバイスをもらったり、仕事に協力してもらったりできます。特に、設計や製造、エンジニアなど他部署と協力して提案や納品を行う場合には、社内での関係構築が不可欠です。社外のパートナーとも同様です。
基本的な人格、気配り、配慮、スピード感などのヒューマンスキルが非常に重要です。
ヒアリング力(ニーズの把握力)
現在の営業活動では、ヒアリング力がますます重要です。顧客の本当の課題を聞き出し、ソリューションを提案することが求められるため、顧客との信頼関係を築いた上で適切な質問をし、ニーズを聞き出す力が必要です。
時には、顧客が自覚していない潜在的なニーズやその本質を掘り出すことで、顧客に気づきを与え、受注の可能性を高めることができます。
相手が答えやすいクローズドクエスチョンや、深掘りするオープンクエスチョン、「最近こういうご相談が多いのですが、御社ではいかがですか?」といった呼び水質問、「具体的にはどういうことですか?」などの深掘り質問など、質問のバリエーションが求められます。また、先方の回答を整理して共有する能力も大切です。
ロジカルシンキング
営業活動において、ロジカルシンキングは非常に重要なスキルです。ロジカルシンキングとは、論理的に物事を考え、筋道を立てて説明する能力を指します。これにより、複雑な情報や状況を整理し、分かりやすく伝えることができます。
ロジカルシンキングを活用することで、営業活動の質が向上し、より効果的な営業プロセスを実現することができます。
データ収集・分析スキル
データ収集・分析スキルも営業活動において重要なスキルです。このスキルにより、市場の動向や顧客のニーズを的確に把握し、根拠に基づいた営業戦略を立てることができます。
データ収集・分析スキルを活用することで、営業活動の精度が高まり、より的確なターゲティングと提案が可能になります。これにより、営業成果の向上が期待できます。
提案力
営業活動では提案力も必須の能力です。顧客の課題を聞き出し、その解決方法や願望を叶える方法を提案する能力が求められます。
単に依頼されたものを提供するだけではただの御用聞きですし、サービス案内をそのまま話すだけでは生身の営業は不要です。相手の課題やニーズ、条件を踏まえて解決策を説明するソリューション型の提案営業が重要です。
交渉力
営業にとって交渉力も必要です。商談では顧客から様々な条件や要望が出されます。すべての要望に応えられなくても、できる範囲で対応し、顧客との関係を継続しなければなりません。双方が納得できる落としどころを見つける交渉力が重要です。
交渉力には、顧客の条件を聞き出す力、相手の感情を汲み取る共感力、意図を考察する洞察力、説得力などが求められます。お互いがWin-Winと感じる結果に導くための力が必要です。
営業研修を受講する4つの方法
集合型研修
集合型研修は、参加者が一堂に会して講師から直接指導を受ける形式の研修です。この方法の最大のメリットは、対面でのコミュニケーションが取れる点です。講師と受講者が直接対話できるため、疑問点や不明点をその場で解消することができます。また、参加者同士の交流も促進され、情報共有やネットワーキングの機会が増えます。
しかし、集合型研修にはデメリットもあります。まず、場所や時間に制約があり、全員が同じ場所に集まるためのスケジュール調整が必要です。また、交通費や宿泊費などのコストがかかる場合があります。さらに、研修の内容が一度に大量に提供されるため、参加者が情報を消化しきれないこともあります。
オンライン研修
オンライン研修は、インターネットを通じて行う研修です。自宅や職場など、どこからでも参加できるため、時間と場所の制約が少なく、柔軟に受講することができます。また、録画された研修を繰り返し視聴できるため、復習が容易です。コスト面でも、交通費や宿泊費が不要で、比較的低コストで実施できるのがメリットです。
一方、オンライン研修にはデメリットもあります。対面でのコミュニケーションが難しく、参加者同士の交流やネットワーキングの機会が減ります。また、技術的な問題(インターネット接続の不具合など)が発生する可能性があります。集中力が続きにくいという点も、オンライン研修の課題となります。
ハイブリッド研修
ハイブリッド研修は、集合型研修とオンライン研修の良いところを組み合わせた形式です。例えば、講師が一部の参加者と対面で指導し、他の参加者がオンラインで参加することができます。この方法のメリットは、対面とオンラインの両方の利点を享受できる点です。対面での交流とオンラインでの柔軟性を同時に実現できるため、参加者のニーズに幅広く対応できます。
ただし、ハイブリッド研修には、両方の形式のデメリットも含まれます。例えば、対面参加者とオンライン参加者の間でコミュニケーションの格差が生じる可能性があります。また、技術的な準備やサポートが必要であり、運営側にとっては手間がかかる場合があります。コスト面でも、集合型とオンラインの両方の設備や運営費がかかることがあります。
e-ラーニング
eラーニングは、インターネットを利用して個別に学習を進める形式の研修です。参加者は自分のペースで学習でき、時間や場所を問わず受講可能です。コンテンツはビデオ、テキスト、クイズなど多様な形式で提供されるため、理解を深めやすいのがメリットです。また、大人数の参加者に一度に提供できるため、コスト効率が高いのも利点です。
デメリットとしては、自己管理が必要で、モチベーションの維持が難しい場合があります。対面やリアルタイムのフィードバックがないため、疑問点をその場で解決できないこともあります。また、参加者同士の交流がほとんどないため、ネットワーキングの機会が少ないのも課題です。
営業研修の費用の目安とは?
営業研修の費用は、実施スタイルによって異なります。
各研修方法の費用相場は以下の通りです。
- 講師派遣型:1日あたり10万~30万円程度
- 公開講座:1人あたり、1日1万~5万円程度
- eラーニング:1教材あたり1万円前後
また、業者のプランによっても費用相場は変わります。いくつかの業者を紹介します。
営業研修のAcceptの場合
営業導入型(ノウハウ学習型)
- 費用: 20万円(税別)
- 研修時間: 2時間(講義、ロールプレイング、ワーク含む)
セミナー型営業研修
- 費用: 150万円(税別)
- 研修時間: 6時間の研修×4回
コンサルティング型営業研修
- 費用: 月額25万円(税別)
- 研修時間: 3時間×3週間に1回(年間契約、合計54時間)
- 特記事項: 交通費、宿泊費別途必要
社員研修のグリーンサン企画の場合
- 営業マナー研修やルート営業研修、営業マネージャー研修など
- 費用: 1時間につき4万円(1クラス)
- 定員: 1クラス16名
- 特記事項: 交通費の実費別途必要
Jastterの場合
マナーに関する営業研修(20名まで)
- 費用: 19万8,000円(税別)
- 研修時間: 1日120分
マナーに関する営業研修(40名まで)
- 費用: 38万円(税別)
- 研修時間: 1日120分
マナーに関する営業研修(80名まで)
- 費用: 64万円(税別)
- 研修時間: 1日120分
マナーに関する営業研修(2日間コース)
- 20名まで: 32万円(税別)
- 40名まで: 60万円(税別)
- 80名まで: 104万円(税別)
営業研修会社を選ぶ5つのポイント
社員のレベルに合った内容の研修があるか
営業研修を選ぶ際には、新人、中堅、ベテランといった社員のキャリアステージに応じた内容が含まれているかを確認することが重要です。
その理由は、各ステージで求められるスキル、知識、経験が異なるためです。
各ステージごとに学ぶべき内容は、以下の通りです。
対象 | 研修目的 | 内容 |
---|---|---|
新人社員 | 営業パーソンとして自立 | 営業パーソンとしての基本的な心構えとマインドセットを確立 営業プロセスの理解 ロールプレイングを通じて営業スキルを実践 ヒアリング能力を向上 商品知識の習得 |
中堅社員 | 自身の営業力の向上 | 営業全体のスキル向上を目標 個々の営業パーソンの能力を引き上げる 顧客データや営業データの分析と活用方法を学ぶ 営業戦略立案スキルを高める |
キャリア採用 | キャリア採用者の即戦力化 | 自社の営業プロセスを理解 実践的な営業スキルを習得 自社の商品やサービスの知識を深める 営業マインドセットを醸成 |
ベテラン社員(管理職) | 組織全体の目標を達成 | マネジメント能力を向上 部下の育成能力を強化 営業データの分析 戦略立案 目標設定と管理能力の向上 |
新人社員は、何も知らない状態から始めるため、基本的な商品知識や営業技術の習得に重点を置き、ロールプレイングなどの実践的なトレーニングを通じて即戦力化を目指します。
中堅社員には、既に持っている基本的なスキルをさらに伸ばすための研修が必要です。このステージでは、個々のスキルや成果に差が出やすいため、成功体験を組織内で共有し、一人一人の営業力を向上させる内容を取り入れ、全体のスキルアップを図りましょう。
ベテラン社員には、専門知識を深めるための研修や、後輩の指導力を向上させるためのマネジメント研修や育成研修が適しています。
このように、各キャリアステージに応じた研修内容を実施することで、全社員の継続的な成長と営業力の強化が期待できます。
全社的な売上減少に直面しているなら、まず新人の教育から始めよう
全社的な売上ダウンに悩んでいるなら、まずは新人の教育から始めることをおすすめします。
新人社員は柔軟性があり、会社の方針に沿った教育を受け入れやすいので、研修で学んだことを素直に実践し、成果を上げやすいです。
しかし、新人社員が指示通りに動くだけでは、主体性や問題解決能力が育ちにくくなります。新人社員にも自分で考えさせる教育や学びが重要です。
中堅やベテラン社員にとっては、新人や若手の成長を目の当たりにすることで刺激を受けます。
キャリアレベルに応じた適切な研修を受けることで、中堅やベテラン社員も新しい価値観を取り入れて実践するようになり、結果として全体のレベルアップにつながります。
ロールプレイなど実践的する環境があるか
営業研修を選ぶ際には、ロールプレイングなどの実践的な内容が含まれていることが重要なポイントです。
なぜなら、座学では得られない実践的な経験を積むことができるからです。
さまざまな顧客タイプや営業シナリオを設定して繰り返し練習することで、現場で直面する課題や状況に対する適切な対応方法を学べます。
また、講師からの改善点の指摘や具体的なアドバイスを活かして、自分の行動を修正することで、営業スキルの向上を一層加速させることができます。
個人の学習の経過や成果を可視化できるか
営業パーソンそれぞれの学習進捗や成果を可視化することで、比較・確認・検証が可能となり、個人の強みと弱みを明確にできます。
これにより、効果的な学習計画を立てることができるからです。
さらに、自身の成長が目に見える形で確認できると、学習へのモチベーションが高まり、継続的な学習を促進します。
話を聞くだけの研修であれば、Zoomや動画でも十分でしょう。
しかし、一人一人がスキルを伸ばし、営業力を身につけるためには、キャリアステージに合った内容を実践しながら学習の進捗や成果を可視化することが重要なのです。
ニーズに合わせてカスタマイズできるか
研修で学んだことを現場での実践や業績にすぐつなげるには、自社の業界や営業スタイル、商談の特徴などを考慮した事例やプログラムにすることが重要です。
たとえば、「経営層向けのSaaS営業」と「購買担当向けの新規開拓」では、商談の組み立て方やポイントが大きく異なります。
営業研修の内容を自社の商材やサービス、顧客層、営業スタイルに合わせてアレンジしてもらうことで、参加者の理解が深まりやすくなります。
さらに、研修後の実践にもスムーズに移行できるでしょう。したがって、研修を発注する際には、「事例などをきちんとアレンジしてくれるか?」を確認することが大切です。
フォローアップやサポートが充実しているか
研修後にフォローアップや追加サポートが提供されるかどうかは、研修の効果を持続させるために非常に重要です。
研修終了後も、定期的な評価やフィードバックの体制が整っているかを確認しましょう。
研修後のフォローアップセッションやコーチング、定期的なフィードバックを通じて、参加者は研修で学んだ内容を実務に定着させることができます。
さらに、追加のサポート体制があることで、新たな課題や疑問が発生した際にも迅速に対応できる環境が整います。
営業研修を成功させる4つの秘訣
現状の営業チームの課題を特定する
営業研修で重点的にトレーニングすべき課題は、企業や個人によって異なります。したがって、営業研修を実施する際には、まず課題を正確に特定することが最も重要です。
例えば、以下のような課題が考えられます。
- 顧客ニーズのヒアリングが苦手
- ラポール形成までは得意だが、商談の締結まで進められない
- 商材が多すぎて覚えきれない
時には、営業同行などを行い、現場で実際に起きていることを把握することも非常に重要です。課題の特定が曖昧なままでは、有効な営業研修を実施することができず、表面的な研修に終わってしまうでしょう。
研修を実施する目的とゴールを設定する
営業研修の最大の目的は、営業部全体のレベルを向上させ、最終的には売上を伸ばすことです。そのため、研修の実施はあくまで手段であり、目的そのものではありません。つまり、目的を達成できなければ、研修の意義が失われてしまいます。
しかし、目的が大きすぎると、研修内容が曖昧になりがちです。したがって、部門や対象者ごとに課題を整理し、小さな目標を設定する必要があります。そして、それに基づいて適切なカリキュラムや研修内容を検討することが重要です。
この「対象者の選定、小目標の設定、研修内容の検討」というプロセスが、目的を明確にするために不可欠です。
効果を求めすぎない
営業研修を受講したからといって、すぐに効果が現れるわけではありません。研修で学んだ内容を実践し、身につけるには時間がかかります。例えば、研修内容を復習し、現場で試行錯誤を繰り返すことが重要です。
短期的な効果を期待して過度なプレッシャーをかけると、研修内容を繰り返すこと自体が嫌になってしまう可能性があります。
その結果、目的を達成できなければ、研修の意味がなくなります。研修実施者は長期的な視点を持ち、営業部門や対象者のスキル向上を目指すことを考えてください。
営業研修の内容を営業活動で実践・振り返り
営業研修を受けるだけでは成果は上がりません。実際の営業活動に反映することが重要です。そのため、実践行動への落とし込みが必要です。
営業研修で学んだ内容を、実際の現場である客先やテレアポで実践することで、初めて“身についた”と言えます。研修内容を身につけ、営業活動の成果に結びつけるためには、研修中および研修後に以下の2つのフォローアップを行うことが重要です。
- 自分の営業活動にどう反映できるかを確認する(関連付け)
- 次回の研修で、研修内容をどのように実践したか発表する(宿題)
特に、フォローアップ研修を設定し、その時までの宿題や発表を用意することで、研修で学んだ内容の実践率が高まります。
また、研修で習ったことを営業活動で実践しても、成果や失敗について何も考えないと、本当の意味で“身についた”状態にはなりません。営業研修の内容を確実に身につけるためには、振り返りの習慣が重要です。
以下の「コルブの経験学習モデル」と呼ばれるステップを通じて、経験から振り返り、学び、成長に繋げると良いでしょう。
コルブの経験学習モデル
- 経験: 実際に行ってみる
- 省察: 経験したことを振り返り、気づきを整理する
- 概念化: 気づきから学びを得る
- 試行: 概念化したことを次の経験で試してみる
例えば、営業研修でヒアリング方法やラポール形成の重要性を学んだメンバーがいたとします。そのメンバーがヒアリングやラポール形成を身につけるまでのステップをコルブの経験学習モデルに当てはめると、次のようになります。
- 経験: 研修で習ったヒアリング方法を使い、お客様の悩みや問題に耳を傾ける
- 省察: 「話を聴いてくれてありがとう!」と感謝され、距離感が一気に近くなる
- 概念化: 相手の話に耳を傾けることで、本当に信頼関係の構築がしやすくなると学ぶ
- 試行: 次週も「聴くことメイン」で営業活動を行う
このように、経験学習モデルに基づく振り返りを、日誌・日報や定期的な1on1などで仕組み化することが大切です。
営業研修おすすめ10社を徹底解説!
GENNE株式会社
URL: GENNE株式会社
自社の強みや魅力を最大限に引き出すために、営業の仕組みやアプローチ戦略を整え、セールスマン個人の営業力を高めることを目標としています。営業活動の根本から見つめ直す研修を通じて、自社の商品・魅力を最大限発揮させる環境づくりを行います。
経営者や優秀なセールスマンに頼り、新入社員が成果を出せずに退社してしまうような営業活動から、『企業・商品の魅力』『営業の仕組み』『個人の能力』を組み合わせ、営業活動を根本から変革します。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 カスタマイズ営業
受講対象 営業担当者
おすすめポイント
- 営業力向上のための包括的アプローチ
- 営業の仕組みを根本から改革
- 企業・商品の魅力を最大限に発揮
株式会社アガルート
URL: 株式会社アガルート
特徴 アガルートグループの営業研修は、営業の基本的なルールを凝縮して教えることから始まります。ロールプレイを通じてそのルールを実践的に習得し、その後のワークショップで実際の営業戦略や提案書作成など、実務に直結する課題に取り組むことでスキルを深めます。この研修は、インプットとアウトプットを繰り返し行うハイブリッド形式で、受講者同士のノウハウ共有を促進できる点が特徴です。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 ロールプレイ、ワークショップ
受講対象 営業担当者
おすすめポイント
- 実務的な内容で即戦力を養う
- 研修内容をカスタマイズ可能
- 受講者間の知識共有で組織全体の営業力向上
株式会社ジェイック
URL: 株式会社ジェイック
特徴 ジェイックの営業研修は、営業職の基本的な考え方や目的、役割を理解することを重視しています。この研修では、営業の本質や成功する営業担当者の考え方を学ぶことで、研修参加者は営業の基本概念を深めることが可能です。また、顧客心理の理解やプレゼンテーション技術などを体系的に学びます。さらに、顧客の悩みをヒアリングし、提案する思考力を養うことで、実践的なスキルを段階的に習得します。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 ロールプレイ、フィードバック
受講対象 営業担当者
おすすめポイント
- 営業職の基本的な考え方や目的、役割を理解
- 顧客心理の理解やプレゼンテーション技術を体系的に学ぶ
- 顧客の悩みをヒアリングし、提案する思考力を養う
株式会社インソース
URL: 株式会社インソース
特徴 株式会社インソースの営業研修は、顧客に信頼される営業になるための基本的な考え方や行動方法を学ぶことを重視しています。具体的には、期日や約束を守る、身だしなみに気をつける、自社のサービスに誇りを持つなど、基本的な事柄の重要性を強調しています。また、営業スキルをマーケティング力や提案力などのプロセスごとに分解し、課題に合わせた実践力を養う教育を行います。さらに、オンライン商談やインサイドセールスなど、時代に対応した営業力を高めるための研修も提供しています。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 座学、ワークショップ
受講対象 営業担当者
おすすめポイント
- 基礎だけでなく実践力を重視
- 最新の営業手法を取り入れた研修を提供
- 実際の営業現場で即戦力となるスキルを習得
株式会社リカレント
URL: 株式会社リカレント
特徴 株式会社リカレントの営業研修は、リーダーシップとフォロワーシップの相乗効果を活かしたチームワークの最大化を目指す人材組織開発アプローチに基づいています。各階層や課題に応じた最適なプログラム提案とフォローを特徴とし、管理職から新人まで幅広い対象に対応する多様なコースが展開されている点が魅力です。ビジネススキル向上からD&I推進、具体的な行動支援まで網羅しています。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 カスタマイズ研修
受講対象 管理職から新人まで
おすすめポイント
- 各階層や課題に合わせたカスタマイズが可能
- 巻き込み型リーダーシップや発信型フォロワーシップの提供
- LMSやサーベイ診断ツールを活用した学びの効果測定と成長支援
ALL DIFFERENT株式会社
URL: ALL DIFFERENT株式会社
特徴 ALL DIFFERENT株式会社の営業研修は、組織全体の成果向上を目指し、計画立案から実行に至るまでの具体的な方法論を提供します。営業戦略の基本から個々の目標設定、強み分析(FABE分析)、PDCAサイクルなど、実践的なスキルを習得できる構成です。座学だけでなく具体的な計画案の検討を通じて、即戦力となる知識と技術の習得ができるでしょう。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 座学、ワークショップ
受講対象 中堅営業職員
おすすめポイント
- 計画性のない営業活動から脱却
- 組織的な成果向上を目指す
- 目標を細分化し具体的なアクションプランを策定
ジャイロ総合コンサルティング株式会社
URL: ジャイロ総合コンサルティング株式会社
特徴 ジャイロ総合コンサルティングの研修は、営業の基本理念や実際の営業フローを理解し、成約率を高めるスキルを身につけることを目指します。理論だけでなく、ロールプレイや同僚からのフィードバックを通じて、実践的な営業力を養うことが可能です。また、営業のプロセス全体における初期対応からクロージング、顧客との関係構築までの戦略を学ぶことができます。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 ロールプレイ、フィードバック
受講対象 営業担当者
おすすめポイント
- 個々の業務に即した営業スキルの向上
- 自発的にスキルを向上させることを促進
- 受講者同士の意見交換による学び
株式会社シナプス
URL: 株式会社シナプス
特徴 シナプスの営業力強化研修プログラムは、営業プロセスを4つのステップに分解し、各段階の重要スキルを向上させることを目的としています。企業ごとに異なる営業課題に対応するため、プログラムはカスタマイズでき、実際の営業戦略立案や提案書作成のワークショップを通じて、実践的なスキルが習得可能です。営業サクセスモデルの構築や顧客ニーズヒアリングなど、幅広い研修内容を提供しています。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 カスタマイズ研修、ワークショップ
受講対象 営業担当者
おすすめポイント
- 柔軟なプログラム選択と組み合わせが可能
- 短期間で即戦力となるスキルを習得
- 営業サクセスモデルの構築により持続的な成果を生み出す
株式会社セールスアカデミー
URL: 株式会社セールスアカデミー
特徴 株式会社セールスアカデミーは2007年設立の営業研修の専門会社であり、内定者から経営層まで幅広い営業人材の成果実現にコミットしています。企業ごとに徹底したヒアリングから導き出される完全オーダーメイド研修を提供しており、対応スピードの速さが好評です。営業職向けの様々なサービスを提供し、営業力向上を全面的にサポートします。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 オーダーメイド研修
受講対象 内定者から経営層まで
おすすめポイント
- 完全オーダーメイド研修
- 問い合わせに即日対応
- 営業力を根本から強化し実践に即したスキルを習得
アチーブメントHRソリューションズ株式会社
特徴 アチーブメントHRソリューションズの営業研修は、営業職が顧客の問題解決のパートナーとなるためのスキルを身に付けることを目的としています。特に、潜在ニーズを顕在化するための質問スキルと傾聴スキルを学び、実践を通じて成長課題を明確にします。また、自社のサービスの利点を効果的に伝えるためのコミュニケーション手法を習得し、現場でのプランニングも行います。
金額 料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。
受講方法 ロールプレイ、フィードバック
受講対象 営業担当者
おすすめポイント
- 顧客とのwin-winの関係を築くための実践的なスキル習得
- 質問技術と傾聴力をロールプレイングで鍛える
- 自社の強みを効果的に伝える能力を高める
GENNEが行う営業力強化支援とは?
GENNEの営業研修では、自社の魅力、強みを最大限に活かすため、営業の仕組み、アプローチ戦略を整え、セールスマン個人の営業力を高めることを目標としています。
経営者、優秀セールスマン頼りで、新入社員が成果を出せずに退社してしまう営業活動から、『企業・商品の魅力』『営業の仕組み』『個人の能力』を組み合わせて、根本から営業活動に変化を生み出します。
現在の営業活動にお悩みを抱えている方、営業活動を見直したい方、営業研修の導入を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。
さいごに
営業力強化の取り組みは、目先の利益や売上の向上を目指すだけでなく、自社の営業ノウハウを長期的に継続させるための重要な施策です。
営業研修を通じて外部のノウハウを取り入れることで、強い組織づくりが可能になります。自社に最適な研修内容を選び、組織全体の営業力を向上させましょう。