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HubSpot無料プランvs有料プラン:5つのHubのプラン別サービスを比較!

目次

ビジネス業務の自動化と効率化は、現代のビジネスにとって不可欠な要素です。この分野での競争は激しく、さまざまなツールがCRM、MA、SFAなどの機能を提供しています。

このような背景の中、特に注目を集めているのがHubSpotです。世界的に高い知名度を誇るHubSpotは、その導入企業数も世界トップクラスに位置づけられています。

本記事では、HubSpotの無料版と有料版の機能を比較し、効率的な運営を目指す企業にとってどのような選択がベストなのか?を明らかにしていきます

HubSpotの多機能性と、それぞれのプランが提供する独自の機能を解説し、あなたのビジネスに適した解決策を見つけ出しましょう!

Hubsoptの無料版とは?

HubSpotの無料版は、米国のHubSpotが提供するCRMプラットフォームで、無料で利用できるものです。このCRMプラットフォームには、マーケティング、営業、カスタマーサポートなど、さまざまなツールが統合されています

HubSpotの無料版は、マーケティング、営業、サービス、ウェブサイトなど、多くのツールを提供するオールインワンのCRMです。これを導入することで、営業パイプラインの管理、ウェブサイトの作成、カスタマーサポートなど、さまざまな業務領域を効果的に遂行できます。見込み客や顧客からの問い合わせ時に、個々のコンタクトに関する詳細情報が容易にアクセスできるため、非常に便利です。

重要な点は、HubSpotの無料版はトライアルではなく、基本機能を永久に無料で使用できる点です。

どうして無料で利用できるのか?

HubSpot CRMが無料でありながら、顧客管理、業務の自動化、マーケティング機能など多岐にわたる機能を提供している背後には、HubSpotのミッションがあります。

HubSpotのミッションは、「何百万もの組織の成長を支援する」というものです。このミッションは、売り手、買い手、働き手が持続可能な利益を得ることができる本質的な成長を意味しています。

実際に、多くのスタートアップや中小企業は高い導入コストや運用負担に対処できず、デジタルマーケティングに取り組むのが難しい状況にあります。HubSpotは、この問題に対処するために無料版を提供し、1人がサインアップして価値を感じ始められるようにしています。

また、HubSpotは成長に合わせて必要な機能を追加できる仕組みを整え、企業文化の理念である「カルチャーコード」を通じて顧客の最適解を追求しています。このように、HubSpotは顧客の成長をサポートし、そのミッションに忠実に取り組んでいるため、無料で幅広い機能を提供しているのです。

Hubspot機能全体のイメージ像

HubSpotは統合型CRMプラットフォームで、CRMと5つのツールが同じデータベースを共有しています。HubSpot CRMと連携できるツールの概要と主要な機能を紹介していきます。

Marketing Hub

インバウンドマーケティングの考え方に基づいたオールインワンのマーケティングツールです。特にMA(マーケティングオートメーション)の役割を担います。主な機能には、SEO対策、メールマーケティング、マーケティングオートメーション、広告管理などがあります。

Sales Hub

営業プロセスを効率化し、スムーズな業務フローを構築するための営業支援プラットフォームです。主にSFA(セールスフォースオートメーション)の役割を担っており、リード管理、タスク管理、データ分析、見積もり作成、メール送信などの機能が含まれます。

CMS Hub

HubSpotが提供するコンテンツ管理ソフトウェアで、ウェブサイト管理、デザイン管理、SEO対策、ウェブデータ分析、コンテンツ作成・編集、セキュリティ機能などがあります。

Service Hub

顧客満足度を向上させ、長期的な関係を築くためのカスタマーサービス向けツールです。ヘルプデスク、チケット作成、顧客満足度調査、ナレッジベース作成などが可能です。

Operations Hub

企業の運営効率を向上させるためのオペレーション支援ソフトウェアで、データクレンジング、顧客データ統合、ビジネスプロセスの自動化などが提供されます。

これらの5つのハブは、HubSpot CRMと連携して顧客情報を一元管理し、各ハブで蓄積されたデータを活用することで、顧客に最適なメッセージと体験を提供することが可能です。各ハブは独立して使用できますが、組み合わせることで相乗効果を発揮します

Hubspot無料版と有料版の違い

HubSpotでは、CRMの主要な機能を永久に完全無料で利用できます。さらに、他の多彩な機能を備えたツールと組み合わせることで、非常に印象的な成果を実現できます。

以下では、5つのツールの無料版で実現できることや、無料版と有料版の違いについて詳しく説明します。

詳しい料金については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください!

https://genne.jp/hubspot-price/

無料版で利用可能な機能一覧

CRM Hub Marketing Hub Sales Hub CMS Hub Service Hub Operations Hub
・リード管理・企業インサイト
・コンタクト(リード)のアクティビティフィード
・フォローアプメールの自動化
・Gmail、Outlook、Facebook Messengerとの連携
・チャットボット、ウェブチャットの設置
・共有受信トレイパイプライン管理
・Hubspotアカデミー
・Eメールマーケティング
・フォーム
・ランディングページ
・ウェブチャット
・ブログ
・広告管理
・コンタクト管理
・コンタクト管理
・取引パイプライン
・見積もり作成
・ミーティング設定
・ウェブチャット
・レポートダッシュボード
・ウェブサイトページ
・ブログ
・ドラッグ&ドロップエディター
・基本的なSEO推奨事項
・マネージドクラウドホスティング
・CRMデータベース
・カスタムドメインの接続
・ウェブサイトのトラフィック分析
・コンタクト作成
・チケット管理
・ウェブチャット
・チームの共有アドレス
・クローズされたチケットに関するレポート
・レポートダッシュボード
・共有の受信トレイ
・双方向データ同期
・既定のフィールドマッピング
・既存データ同期
・サードパーティー製品と全ての連携
2024年1月現在の情報

【有料版】Marketing Hub利用可能な機能

無料プラン Starterプラン Professionalプラン Enterpriseプラン
・Eメールマーケティング
・フォーム
・ランディングページ
・ウェブチャット
・ブログ
・広告管理
・コンタクト管理
・無料ツール全機能
・機能上限の引き上げ
・Hubspotロゴの削除
・マーケティングオートメーション
・リターゲティング広告
・ランディングページのレポート
・複数通貨対応
・Starterプラン全機能
・キャンペーンレポート
・ソーシャルメディア
・オムニチャネル対応のマーケティング自動化
・カスタムレポート
・最大10チームの編成
・Professionalプラン全機能
・マルチタッチ収益アトリビューション
・カスタム行動イベント
・カスタムオブジェクト
・ABM(アカウントベースドマーケティング)
・適応型テスト
・予算リードスコアリング
・カスタマージャーニーアナリティクス
・最大300チームの編成
・コンテンツやデータへのアクセスを制限
月額に含まれるコンタクト数:1,000件 月額に含まれるコンタクト数:2,000件 月額に含まれるコンタクト数:10.000件
2024年1月現在の情報

月額に含まれるコンタクト数とは、「マーケティングコンタクト」のことを指しています。HubSpotでは、CRM上に存在するコンタクトの中でも「マーケティングコンタクト」だけに広告配信のターゲットやメールマーケティングを実施することが可能です。

またMarketing Hubの最大のメリットは、MAとしての機能は一通り揃えており、なおかつ強力なCRMが無料で利用できるということです。MAツールの導入を検討している企業は、まずHubspotの無料Marketing Hubを利用してみるのも良いでしょう。

【有料版】Sales Hub利用可能な機能

無料プラン Starterプラン Professionalプラン Enterpriseプラン
・コンタクト管理
・取引パイプライン
・見積もり作成
・ミーティング設定
・ウェブチャット
・レポートダッシュボード
・無料ツール全機能
・機能上限の引き上げ
・繰り返しタスクとタスクキュー
・電話拡張SDK
・シンプルな自動化
・コミュニケーションの自動割り当て
・複数通貨対応
・Starterプラン全機能
・キャンペーンレポート
・プレイブック
・ABMツールとオートメーション
・電子著名
・シーケンス
・フォーキャスト
・Professionalプラン全機能
・カスタムオブジェクト
・コミュニケーションインテリジェンス
・経営収益の追跡
・予測リードスコアリング
・詳細な権限
2024年1月現在の情報

Sales Hubでは、リアルタイムで営業活動を追跡・分析したり、リードを見落とすことなく確実に追跡したりできます。SFAの役割を担うツールが揃っており、普段の営業活動を効率よくサポートしてくれるツールと言えます。

無料版でもある程度の機能を利用することができますが、Sales Hub有料版では、データを整理してより短時間でクローズする取引を増やすために必要な機能が備わっています。

【有料版】CMS Hub利用可能な機能

無料プラン Starterプラン Professionalプラン Enterpriseプラン
・ウェブサイトページ
・ブログ
・ドラッグ&ドロップエディター
・基本的なSEO推奨事項
・マネージドクラウドホスティング
・CRMデータベース
・カスタムドメインの接続
・ウェブサイトのトラフィック分析
・無料ツールの全機能
・機能上限の引き上げ
・Hubspotのロゴ削除
・追加のウェブサイトページ
・追加のブログ記事
・パーソナライズトークン
・ウェブチャットとEメールによるサポート
・Starterプランの全機能
・スマートコンテンツによるパーソナライズ
・高度なSEO推奨事項
・私的コンテンツ
・コンタクトアトリビューション
・レポートの作成
・A/Bテスト&レポート
・サイトツリー
・電話によるサポート
Professionalに加えて高度な管理に役立ち柔軟性を高める次の要素が加わる
・カスタムオブジェクト
・適応型テスト
・メンバーシップ
・追加のルートドメイン
・ウェブアプリ
2024年1月現在の情報

CRMを利用する最大のメリットは、誰もが直感的にウェブサイトやブログページを作成することができることです。無料版でも最低限のウェブコンテンツを作成することができますが、CMS Hub有料版では、コンテンツを作成・管理するマーケティング担当者を支援する機能が備わっています。

【有料版】Service Hub利用可能な機能

無料プラン Starterプラン Professionalプラン Enterpriseプラン
・コンタクト作成
・チケット管理
・ウェブチャット
・チームの共有アドレス
・クローズされたチケットに関するレポート
・レポートダッシュボード
・共有の受信トレイ
・無料ツール全機能
・機能上限の引き上げ
・Hubspotロゴの削除
・コミュニケーションの自動割り当て
・チケット管理のシンプルな自動化
・複数チケットのパイプライン
・複数通貨対応
・電話拡張SDK
・Starterプラン全機能
・サービスアナリティクス
・プレイブック
・顧客フィードバックアンケート
・カスタマーポータル
・ヘルプデスクオートメーション
・ログイン済み訪問者の識別
・顧客フィードバックアンケート
・ナレッジベース
・SLA管理
・Professionalプラン全機能
・目標
・プレイブック
・シングルサインオン
・ユーザーロール
・チーム管理
・コミュニケーションインテリジェンス
・顧客通知の管理
・カスタムオブジェクト
・フィールドレベル権限
2024年1月現在の情報

Service Hubを導入することで、顧客とのやり取りはすべて共有受信トレイで管理できるようになります。チケット機能やレポート機能などを活用することで、スピーディに顧客を支援することが可能です

チケット機能とは、顧客とのやり取りをチケットとして保存し、一元管理できるようにする機能のことを指します。またService Hub有料版では、ヘルプデスクが顧客にさらにすぐれたサービスを提供できるよう支援する機能が備わっています。

【有料版】Operations Hub利用可能な機能

無料プラン Starterプラン Professionalプラン Enterpriseプラン
・双方向データ同期
・既定のフィールドマッピング
・既存データ同期
・サードパーティー製品と全ての連携
・無料ツールの全機能
・機能上限の引き上げ
・カスタムフィールドマッピング
・Starterプランの全機能
・スケジュール済みワークフロートリガー
・データ品質コマンドセンター
・AIを利用したデータの書式設定に関する推奨
・データの健全性のトレンド
・プログラマブルオートメーション
・一括重複管理
・Professionalプランの全機能
・詳細な権限
・Snowflakeベースのデータ共有
・サンドボックス
・データセット
・カスタムオブジェクト
・詳細なデータの計算と準備
・レポート、リスト、ワークフローの利用上限引き上げ
2024年1月現在の情報

Operations Hub有料版では、部門横断的にビジネスプロセスを効率化するために必要な機能が備わっています。

Hubspot無料版が向いている3つ企業の特徴

ここではHubspotの無料版を利用するべき企業の特徴を3つ紹介していきます。HubSoptは無料でも利用できる機能がたくさんあるので、これらに当てはまる企業は無料版から利用するのがいいでしょう。

  • ツールを利用したことがない企業
  • 単機能のツールを利用していた企業
  • 他社ツールをうまく活用できていない企業

ツールを利用したことがない企業

これまでCRMツールを活用して顧客データの統合管理に着手した経験がなければ、HubSpotの無料バージョンを試してみることをおすすめします。CRM Hubで顧客情報の集約を基盤とし、営業、マーケティング、カスタマーサポートの効率向上やウェブサイトやブログの作成に挑戦してみるのが良いでしょう

CRMツールが営業やマーケティングの効率をどの程度向上させるかをリスクなく体験できます。ITツールの使用に不慣れな担当者も、直感的な操作が可能なHubSpotであれば扱いやすいはずです。

無料版は導入コストや運用の負担がないため、さまざまな取り組みをゆっくりと試すことができます。

単機能のツールを利用していた企業

多くの企業では、「マーケティング」「営業」「カスタマーサポート」といった各部門で専用の単機能ツールが採用されていることがあります。しかし、このように異なるツールを使用することで、企業内での情報の共有や連携がスムーズに行われない事例が多く見られます

情報が分断されている状態では、無駄なプロセスが増え、作業の効率が下がってしまいます。異なる単機能ツールを各部門で使用しながら顧客満足度を向上させるのは簡単ではありません。

一方で、HubSpotを利用する場合、営業、マーケティング、カスタマーサービスなどの各部署のデータを同一のプラットフォームで管理できるため、スムーズな協働やカスタマイズが実現可能です。このツールを活用することにより、部門間での顧客情報の一元管理が可能になります。また、機能を組み合わせて活用することで相乗効果を生むのもHubspotを利用するメリットの一つです。

その結果、リードや顧客との関係を強化するための様々な施策を、一つのプラットフォームで実施できるようになるのです。

他社ツールをうまく活用できていない企業

もし他のツールが扱いにくく感じられる場合は、HubSpotの無料バージョンを試してみる価値があるでしょう。HubSpotは、直感的に操作可能なツールを提供することに専念し、ユーザーのニーズに深く対応しています。その結果として、分かりやすくシンプルな操作性が実現されています。

もし現在、社内でCRMの導入に困難を感じているなら、HubSpotの無料CRMの利用を検討してみることをおすすめします。このツールの使いやすさを体感することができるでしょう。

Hubspot有料版が向いている企業の5つの特徴

ここではHubSpot有料版を利用するべき企業の特徴を5つ紹介していきます。無料版より洗礼された機能を利用できるため、ある程度HubSpotで何ができるのか理解した上でアップグレードすることをおすすめします。

  • インバウンドマーケティングに挑戦したい企業
  • セールスチームの効率化を目指した企業
  • 高度なマーケティング活動を行いたい企業
  • 手厚いサポート体制が必要な企業
  • 詳細なデータ分析やカスタムレポートを作成したい企業

インバウンドマーケティングに挑戦したい企業

インバウンドマーケティングは、HubSpotが積極的に推進し広めてきた戦略です。この手法は、価値のあるコンテンツを提供し、顧客の個別のニーズに合わせた体験を通じて、相手の関心を引きつけることを目指します。

近年、消費者の購入行動はオンラインへ大きく移行しています。このため、「検索エンジン」「ソーシャルメディア」「コンテンツ」を通じて得た情報に基づいて購入する例が増加しています。一方で、従来の売り手主導の押し売り的なアプローチは、消費者から敬遠される傾向にあります。

この変化に応じてインバウンドマーケティング戦略を取り入れる場合、HubSpotの有料版が非常に役立ちます。無料版と比べて機能が充実した有料版では、データの連携がより効率的になり、インバウンド戦略の実施が容易になります

HubSpotの有料版では、自社のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。これにより、マーケティング、営業、カスタマーサービスの業務を高度に自動化し、部門間の協力を強化することができます。その結果、顧客中心のビジネスを展開しやすくなり、顧客との長期的な関係構築がしやすくなります。

セールスチームの効率化を目指した企業

HubSpotには、セールスチームの業務効率を向上させるためのSales Hubと呼ばれるSFA機能が備わっています。

営業組織を効率化するためには、リードやタスクの自動割り当て、フォローアップの自動化を可能にするシーケンスツールなどが重要ですが、これらは有料版で提供されています。

営業組織の本格的な効率化を図るには、有料プランの利用をおすすめします。

高度なマーケティング活動を行いたい企業

Datanyzeの調査によれば、HubSpotは2023年7月31日時点で、世界のマーケティングオートメーションツール市場の約40%のシェアを占めるトップブランドとして位置づけられています。

Marketing Hubの有料バージョンを使用することで、複雑なマーケティング作業を自動化することが可能になります。例えば、Eメール送信後のリード育成プロセスを自動化することができます。

また、Marketing Hubの有料バージョンには、高度なSEOツールも提供されています。これにより、コンテンツマーケティング戦略で重要なキーワードデータやトピックのトラッキングが行えます。

さらに、CMS Hubとの組み合わせにより、SEOツールの利用効果を高めることができます。Marketing Hubを単独で使用する場合と比較して、インバウンドリードの増加率が183%に達するなどのデータもありますので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

手厚いサポート体制が必要な企業

もしHubSpotを迅速に習得し、効果的に活用することを重視するのであれば、有料プランへのアップグレードをおすすめします。

HubSpotでは、無料版でも有料版でも「ナレッジベース」と「コミュニティ」が利用可能です。これらは自分で積極的に調査や交流を行うことにより、必要な情報や解決策を見つけ出すことができる機能です。

しかし、カスタム開発など特定のニーズがある場合は、カスタマーサポートが便利です。「チャット」「Eメール」「電話」を通じたサポートを利用したい場合には、有料プランを選択するのが良いでしょう。

ただし、「電話」サポートはStarterプランでは利用できません。ProfessionalとEnterpriseプランでは「電話」サポートが提供されていますが、サポート言語は英語のみです。日本語でのサポートが必要な場合は、「コールバック」をリクエストし、言語を日本語に指定することで受けられます。

詳細なデータ分析やカスタムレポートを作成したい企業

マーケティングやセールスの成果と進行状況を理解し、適切な判断を下すためには、データの分析が不可欠です。HubSpotの有料版では、増え続ける複雑な課題を特定するのに役立つ、様々なカスタムレポートを作成することができます。さらに、ドラッグ&ドロップの方法で簡単にカスタムレポートを作成できるのが特徴です。

しかし、データを効果的に可視化するには特定の技術が求められます。自社に適したカスタムレポート作成が難しい場合は、HubSpotのパートナー企業に相談することを考慮してみるのも一つの手です。

Hubspot無料版を導入する方法

ここでは、実際にHubSpot無料版を始める方法についてスクリーンショットを活用しながらでご紹介します。

「無料ツールを使ってみる」をクリック

HubSpot公式サイトにアクセスします。

「無料ツールを使ってみる」から、まずは無料アカウントを作成しましょう。

無料アカウントの作成方法は、次の3つです。

  • Googleアカウント
  • Microsoftアカウント
  • Eメールアドレス

Eメールアドレスを選択すると、宛先に6桁の確認コードが送付されます。確認コードを入力して、そのEメールアドレスは自分のものだと確認しましょう。

パスワードの設定

Eメールアドレスの確認が完了すれば、次はパスワードの作成です。

所定のルールに従いパスワードを作成できたら、次の画面以降は名前などのフォームを入力していきます。

名前のあとに入力すべきフォームは次のとおりです。

  • 所属する業種/業界
  • 担当業務/職種
  • 会社名
  • 従業員数
  • 会社のウェブサイト
  • 電話番号(スキップ可)
  • データのホスティング希望地(所在地が日本であれば米国推奨)

HubSpotにおける目標や優先課題を設定

次にCRMの知見について聞かれますので、該当するものを選択してください。

 

最後にHubSpotにおける目標や優先課題を設定していきます。目標については、スキップが可能です。

最後にHubSpotにおける目標や優先課題を設定していきます。目標については、スキップが可能です。

選んだ優先課題にかかわらず、すべての無料ツールにアクセスできますのであまり深く考える必要はありません。

これで無料ツールを使えるようになりました。早速、HubSpot無料版の使い勝手を試してみましょう。

Hubspot有料版を導入する方法

パソコンを使用して、HubSpotの無料アカウントを有料版へと切り替える手順は次のとおりです。

  1. 無料アカウントへサインイン
  2. 右上に表示されるアカウント名をクリック
  3. [価格と機能]を選択

次に左側のメニューを確認しましょう。

「CRM Suite」は、HubSpotの全ての機能がバンドルされた割引価格プラン

「組み合わせて購入」を選択すると、必要な機能や追加オプションを組み合わせて独自のバンドルを構築可能

「製品」以下に示されたツール名をクリックすれば、個別に必要な機能を購入可能

なお購入プロセスは、「今すぐ購入」「営業担当者に相談する」の2種類です。

有料版を導入する際に気をつけるべき3つのポイント

ここでは、有料版に切り替えるにあたって気をつけるべき3つのポイントについて解説していきます。

有料版に切り替える目的を明確にする

HubSpotの有料版に切り替える際には、その目的を明確にすることが重要です。

具体的に、どの機能がビジネスの成長に貢献するか、またはどのような課題の解決を期待しているかを明確にしましょう。たとえば、マーケティングオートメーションを強化したい、より詳細なデータ分析が必要、あるいはセールスプロセスの効率化を図りたいなど、具体的な目標を設定することが成功への第一歩です。

これにより、必要なプランを選択し、投資の効果を最大限に引き出すことができます。

Hubspotのプロに導入支援を行ってもらう

HubSpotの有料版にアップグレードする際は、専門家の支援を受けることを検討しましょう。

HubSpotのプロフェッショナルや認定パートナー企業は、ツールの設定、戦略の策定、カスタマイズ方法など、導入のあらゆる段階で支援します。専門家の専門知識と経験は、HubSpotを効率的に、かつ効果的に活用するための重要な資源となります。

また、独自のビジネスニーズに合わせたカスタマイズやトレーニングを提供してくれるため、導入後の成果を早期に実現することが可能です。

また、Hubspotは公認代理店が導入運用サポートを行っています。日本におけるHubSpotの公認パートナーは157社(2024年1月現在)あり、Diamond、Platinum、Goldのパートナー認定されている企業は十分な支援実績があります。

Hubspotのプロに相談して導入を検討してみたい方はぜひ以下の記事からHubspot公認代理店を比較してみルことをおすすめします!

https://genne.jp/ma-agency/

無料トライアルを活用する

有料版への切り替えを検討する前に、無料トライアルを活用することも重要です。

HubSpotは多くの場合、新しい機能やプランを試すための無料トライアルを提供しています。この期間を利用して、有料版の機能を実際に体験し、自社のニーズや目標に合っているかを確認しましょう。

無料トライアルを通じて、ユーザーインターフェースの使いやすさ、必要な機能の有無、さらにはサポートの質などを評価することができます。さらに、無料トライアルは無料プランとは違い、6つのHub内のほぼ全ての機能を利用することができます。

実際に手を動かしてみることで、有料版への切り替えが自社にとって適切かどうかをよりよく理解できるでしょう。

  無料トライアル 無料プラン
利用可能期間 14日間
期間終了後に有料プランへ移行
永久
対象製品 ・HubSpot
・Marketing Hub
・Sales Hub
・Service Hub
・CMS Hub
・Operations Hub
・HubSpot
・Marketing Hub
・Sales Hub
・Service Hub
・CMS Hub
・Operations Hub
利用可能な機能 対象製品に含まれるほぼすべての機能 対象製品に含まれる一部の機能のみ

最後に

今回の記事では、Hubspotの無料版と有料版の違いについて詳しく深掘りしていきました。

Hubspotは無料でCRMを利用できるだけでなく、それぞれのHubを組み合わせることでより高いパフォーマンスを発揮してくれる大変優れた機能が備わっています。この機会にHubspotを無料登録してみてはいかがでしょうか?

もっとHubspotの導入について知りたい!という方は、Hubspotのゴールドパートナーである我々GENNE株式会社が30分無料相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください!

https://lp.genne.jp/meetings/genne/hp-dl

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