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【シンプル解説】HubSpotの料金体系を分かりやすく紹介します!2025年版徹底ガイド

「問い合わせは来ているのに追いきれない」「顧客情報がバラバラで活かしきれない」

そんな課題を感じているスタートアップや中小企業の方も多いのではないでしょうか。
このような状況に悩んでいるなら、HubSpotは非常に相性のいいCRMツールです。

HubSpotは、無料から使える統合型のCRMプラットフォームとして、営業・マーケティング・カスタマーサポートの業務効率を飛躍的に高めることができます。

本記事では、HubSpotの最新料金プランの全体像をわかりやすく整理しつつ、コストを無駄にせず成果につなげるための活用ノウハウまでを実践ベースで解説します。

無料版のHubSpotで利用できる機能とは?

まず、HubSpotが無料でどんな機能が使えるかについて紹介します。

カテゴリ無料でできること
CRM機能・リード/顧客情報の一元管理
・企業インサイトの自動取得
・Webサイト行動履歴の記録
・アクティビティフィードによる対応履歴の可視化
・Gmail/Outlook/Messengerとの連携
・共有受信トレイの利用
セールス機能・パイプライン(商談)管理
・ミーティング日程の自動調整機能
・チャットボット/Webチャットの設置
・簡易見積作成(テンプレート)
・商談状況の進捗可視化
マーケティング機能・フォーム/ランディングページ(LP)の作成
・月2,000通までのメールマーケティング配信
・チャットボットによるリード獲得支援
・Webトラフィックの解析
・Google/Facebook広告との連携・管理
・チャット・フォームへのHubSpotロゴ表示(無料プラン仕様)

CRM機能

HubSpotの無料CRMでは、リードや顧客の情報を一元管理し、営業やマーケティングの対応を効率化できます。
企業や担当者ごとの詳細情報(会社名・部署・役職など)の登録はもちろん、Webサイトでの行動履歴や問い合わせ履歴も自動で記録されるため、見込み顧客の関心度や動きを“見える化”できます。

また、コンタクトごとに過去のやりとり(メール・チャット・商談履歴)を時系列で確認できるアクティビティフィードも搭載。社内の誰が見ても対応状況が把握でき、属人化を防ぎながらスムーズな営業フォローが可能になります。

さらに、GmailやOutlookとの連携、Facebook MessengerやWebチャットとの接続にも対応しており、日々のコミュニケーションも効率よく管理できます。

CRMツールとしての基本機能が無料でここまで揃っているのは、他ツールと比較しても大きな強みと言えるでしょう。

セールス機能

無料版のHubSpotには、営業活動を効率化するための機能も豊富に揃っています。

代表的なのが、パイプライン管理機能。案件ごとの進捗状況をステージごとに可視化でき、営業チーム全体で状況を共有しやすくなります。これにより、対応漏れや進捗の見落としを防ぎ、クロージングまでのプロセスを明確化することが可能です。

また、見込み客とのミーティング日程調整も自動化でき、Googleカレンダーなどと連携して空き時間を自動表示。メールのやり取りで予定調整をする手間が大きく削減されます。

さらに、チャットボットやWebチャットでの問い合わせ対応も無料範囲で対応可能。チャットを通じて顧客と直接つながり、即座にヒアリングや商談化へとつなげる動線がつくれます。

これらの機能を活用することで、少人数でも営業の成果を最大化する仕組みを構築することが可能です。

マーケティング機能

無料版のHubSpotには、マーケティング施策の入口から初期フォローまでをカバーできる機能が備わっています。

たとえば、フォームやランディングページ(LP)の作成機能を使えば、Webサイトに訪れたユーザーからリード情報を取得できます。作成はドラッグ&ドロップ操作で簡単に行え、デザイン知識がなくても対応可能です。

獲得したリードには、メールマーケティング機能を活用して一斉配信や簡単なフォローアップメールの送信が可能。無料プランでも月2,000通まで送信でき、初期フェーズのリード育成に十分活用できます

さらに、チャットボットを活用したWeb接客や、Facebook/Googleなどの広告連携によるリターゲティング広告管理も可能。サイト訪問者の行動を追跡し、広告戦略やメール配信に活かすことで、リード獲得からナーチャリングまで視野に入れたマーケティング施策を実現できます。

HubSpotの有料サービス

HubSpotでは、業務の目的や課題に合わせて使える6つの有料サービスが用意されています。
2024年3月には価格体系の見直しが行われ、現在は「シート制」が導入されています。無料ユーザーは主に閲覧専用となっており、顧客情報の編集やアクションの実行には、有料シートの契約が必要です。1ユーザーにつき1シートが割り当てられ、契約プランごとにシートの種類が異なる点もポイントです。

サービス名主な用途代表的な機能
Marketing Hubマーケティングの自動化・改善フォーム作成、MA、Salesforce連携など
Sales Hub営業活動の効率化・可視化商談・リード管理、メールテンプレート、通話ログ記録
Service Hub顧客サポートの最適化カスタマーポータル、FAQ(ナレッジベース)、Webチャット
Content Hub(旧CMS Hub)WebサイトやLPの作成テーマ構築、SEOガイド、自動テスト
Operations Hubデータ整備と業務自動化アプリ連携、データ同期、品質管理オートメーション
Commerce Hub請求・支払い業務のデジタル化請求書発行、支払いリンク、見積もり作成

たとえば、「Marketing Hub」はリード獲得やナーチャリング(見込み顧客の育成)を効率化するためのツールで、フォームや自動配信などを使って顧客の反応に合わせた施策を自動で実行できます

また、「Sales Hub」は営業活動の見える化と自動化に強みがあり、リードの管理から商談の進捗確認、成果分析まで一元化できます。

業務の効率化だけでなく、成約率やLTVの向上を支える仕組みづくりとして、導入価値の高いツールと言えるでしょう。

HubSpotの各プランと料金体系

HubSpotでは、各サービスごとに無料版・Starter・Professional・Enterpriseの4つのプランが用意されており、プランごとに利用できる機能や料金が異なります。

ここでは、先ほど紹介した各有料サービスについて、具体的な料金体系とプラン内容を詳しく解説していきます。導入を検討している方は、自社の課題や体制に合わせて最適なプラン選びの参考にしてください。

※掲載している金額は、2025年5月時点の情報をもとに記載しています。料金や機能の詳細は変動する可能性があるため、最新情報については各公式ページのご確認をおすすめします。
また、本記事では年間一括払いの場合の月額料金を記載していますが、月額払いを選んだ場合はやや割高になる点もあわせてご留意ください。

Marketing Hubの各プランと料金体系

プラン月額料金主な機能
無料無料・Eメールマーケティング
・フォーム作成
・ランディングページ(LP)作成
・ウェブチャット/チャットボット
・ブログ作成
・Facebook、Google、LinkedInの広告連携
・リターゲティング広告管理
・コンタクト管理
・LPレポート機能
Starter1,800円〜・無料プランの全機能
・マーケティングオートメーション(簡易)
・決済機能の追加
・複数通貨対応
・HubSpotロゴの非表示化
・メール/チャットによるテクニカルサポート
・CTA(行動喚起ボタン)作成
Professional106,800円〜(3シート)・Starterの全機能
・オムニチャネル対応の高度なマーケティングオートメーション
・SEO支援(検索最適化)ツール
・SNS連携(スケジュール・管理)
・カスタムレポート作成
・ABM(アカウントベースドマーケティング)対応
Enterprise432,000円〜(5シート)・Professionalの全機能
・適応型A/Bテスト
・予測リードスコアリング
・マルチタッチ収益アトリビューション
・カスタマージャーニーの可視化・分析ツール

上位プランに進むほど、自動化・分析・パーソナライズの精度が高まり、本格的なマーケティング戦略の実行が可能になります
特に最上位のEnterpriseプランでは、AIによる予測スコアリングや詳細な収益分析が行えるため、大規模な顧客育成・LTV最大化を目指す企業に適しています

Sales Hubの各プランと料金体系

プラン月額料金主な機能
無料無料・顧客(コンタクト)情報の管理
・商談(取引)パイプラインの作成
・見積書の作成
・Webチャット
・ミーティング日程調整
Starter2,400円〜・無料プランの全機能
・セールスオートメーション(自動化ワークフロー)
・担当者の自動割り当て
・コンテンツアナリティクス
・決済機能
・複数チケットパイプライン
・タスクキュー
Professional12,000円〜・Starterの全機能
・シーケンス(ステップメールの自動送信)
・営業進捗のフォーキャスト機能
・カスタムレポート/営業ダッシュボード
・営業プレイブック(提案型営業支援)
Enterprise18,000円〜・Professionalの全機能
・カスタムオブジェクト(データ構造の拡張)
・予測リードスコアリング(AIによる見込み度の算出)
・会話インテリジェンス(営業通話の内容解析)
・経常収益(MRR・ARR)のトラッキング

上位プランへ進むことで、営業プロセスの自動化や個別最適化、データ分析のレベルが一段と高くなります
特にProfessional以上のプランでは、営業チーム全体の成果を見える化し、再現性のある営業モデルを構築することが可能です。

Sales Hubは、属人化しやすい営業業務を“仕組み”に変えたい企業にとって、非常に有効なツールといえるでしょう。

Service Hubの各プランと料金体系

プラン月額料金主な機能
無料無料・コンタクト管理
・チケット管理(問い合わせ対応)
・ウェブチャット対応
・共有受信トレイの利用
・チーム共有メールアドレスの設定
・ダッシュボードによるレポート作成
Starter2,400円〜・無料プランの全機能
・問い合わせの自動割り当て
・チケット管理の簡易自動化
・複数パイプラインでのチケット対応
・複数通貨対応
・電話拡張用SDK
Professional12,000円〜・Starterの全機能
・ヘルプデスクオートメーション
・ナレッジベース(FAQ/記事)作成
・ログイン済み顧客の識別
・アンケートによる顧客満足度調査
・カスタマーポータル(顧客専用画面)
・SLA(対応時間の目標)管理
Enterprise18,000円〜・Professionalの全機能
・対応目標(チーム/個人別)設定
・対応用プレイブック(標準対応フロー)
・シングルサインオン(SSO)対応
・ユーザー権限設定/ロール管理
・チーム管理/分業体制の最適化
・会話インテリジェンス(応対内容の解析)

Professional以上のプランでは、ナレッジベースやポータルを活用した自己解決の仕組みが構築できるため、サポート工数の削減顧客満足度向上の両立が可能になります。

Enterpriseプランになると、大規模チームでのサポート体制やマルチチャネル対応にも対応できるため、成長フェーズのカスタマーサクセス体制強化にも最適です。

Content Hubの各プランと料金体系

プラン月額料金主な機能
無料無料・Webページ/ブログの作成
・直感的なドラッグ&ドロップエディター
・基本的なSEO支援
・プレミアムホスティング&CDN対応
・カスタムドメイン接続
・アクセス解析(トラフィックレポート)
Starter2,400円〜・無料プランの全機能
・HubSpotロゴの非表示
・ページ/記事数の追加対応
・パーソナライズトークンの設定
・チャット&メールによるサポート対応
Professional60,000円〜(3シート)・Starterの全機能
・スマートコンテンツによるユーザー別表示
・高度なSEOアドバイス機能
・動的コンテンツの設置
・A/Bテスト&成果レポート
・サイト構造の可視化(サイトツリー)
・電話サポートあり
Enterprise180,000円〜(5シート)・Professionalの全機能
・シングルサインオン(SSO)対応
・複数ドメインの管理(ルートドメイン追加)
・コンテンツのパーティション化(部門別管理)
・適応型テスト
・会員制サイト向けのログイン機能と権限管理

無料プランでも、Webサイトの基本的な構築・公開は十分に可能です。
ただし、ビジネス用途として本格的に活用していく場合は、有料プランに含まれるサポート体制やSEO強化・パーソナライズ機能が大きな差別化要素になります

特にProfessional以上では、訪問者ごとの表示切り替えや成果検証(ABテスト)が可能となるため、Web施策のPDCAを高速で回すことができます。

Operation Hubの各プランと料金体系

プラン月額料金主な機能
無料無料・外部ツールとのデータ同期
・標準的なフィールドマッピング
・既存データの統合
・アプリマーケットプレイスとの連携
Starter2,400円〜・無料プランの全機能
・カスタムフィールドマッピング対応
Professional96,000円〜・Starterの全機能
・プログラマブルオートメーション(コードによる業務自動化)
・Webhookによる外部連携
・データ品質管理の自動化(例:フォーマット統一、重複排除など)
Enterprise240,000円〜・Professionalの全機能
・データセット作成機能
・レポート上での数式・計算処理
・Snowflake連携による外部データ共有
・レポート、リスト、ワークフローの上限拡張

Operations Hubの上位プランでは、より複雑なデータ処理や大規模な自動化処理を、社内リソースを圧迫せずに実現できるようになります
たとえば、Enterpriseプランを活用すれば、複数システム間のデータ連携を自動化しつつ、レポート作成や分析の精度も高めることが可能です。

Commerce Hubの各プランと料金体系

プラン月額料金主な機能
無料無料・請求書の作成・送信
・支払いリンクの発行
・見積書の作成
・サブスクリプション管理
・B2B注文確認管理
・製品ライブラリー
・Stripeによる決済処理(ベータ版)
有料(都度課金)固定月額なし・すべての無料機能を含む
・電子署名対応
・HubSpot内での決済処理機能
・カスタム請求書の自動生成
・シンプルな収益レポート
・カスタム収益レポートの作成
・QuickBooksとの連携対応

Commerce Hubの最大の特徴は、定額契約不要で導入コストを抑えられるです。
そのため、毎月の請求件数や取引量がまだ少ない企業でも、スモールスタートしやすいのが魅力です。

また、QuickBooksとの連携や、見積・請求から支払い完了までのフローをHubSpot上で一元化できるため、バックオフィス業務を極限まで簡素化したい企業にも最適です。

CRM Suiteの各プランと料金体系

CRM Suiteは、HubSpotが提供する主要な6つのサービス(Marketing Hub、Sales Hub、Service Hub、Content Hub、Operations Hub、Commerce Hub)を一括で利用できる包括プランです。
個別に契約するよりも料金が割安になるため、全体最適の視点でマーケティング・営業・顧客対応の仕組みを整えたい企業に特におすすめです。

以下は、年間一括払い(税込)時の月額料金です。

プラン月額料金(年間一括)
Starter1,800円〜
Professional144,000円〜
Enterprise600,000円〜

HubSpotの導入が向いている企業のチェックリスト

ここまでご覧いただいた通り、HubSpotには無料でも使える機能から、業務を効率化・高度化するための有料プランまで、多機能で幅広い活用ができる仕組みが整っています。

ですが同時に、
「ここまで多機能だと、ウチには使いこなせないのでは?」
「そもそも今のフェーズでHubSpotって必要なの?

…と感じた方もいるのではないでしょうか。

そこで次に、HubSpotの導入が向いている企業の特徴をシンプルなチェックリスト形式でまとめました。
以下の項目にいくつ当てはまるかをチェックして、自社が導入を検討すべきタイミングかどうかを客観的に判断してみましょう。

HubSpot導入チェックリスト

営業や問い合わせが増えてきたが、対応しきれていない
顧客管理をExcelやスプレッドシートで行っており、手作業に限界を感じている
マーケティング施策(メルマガ・LP・広告など)を行っているが、効果が見えにくい
営業の動きが属人化しており、再現性や共有ができていない
「やっているのに売上が伸びない」と感じる期間が3ヶ月以上続いている
ツールが複数に分かれていて、運用が煩雑・非効率になっている
月10件以上の新規リードが発生している(問い合わせ・資料DLなど)
顧客との接点がバラバラに管理されており、全体像がつかめない
営業・マーケ・カスタマー対応など複数部門で顧客対応している
採用コストをかけずに、今ある人員で営業・マーケをもっと効率化したいと考えている

チェック数:0 / 10

HubSpotは無料版で十分活用できる!実践的な活用例

HubSpotは初めから全ての機能を使いこなすと言うよりも、無料で使えるちょっと便利な実用的機能から始めていくのがおすすめです。この章では、実際にセールスやマーケティングの現場で活用できる無料の機能を3つ紹介します。

チャットフロー

HubSpotでは、無料プランでもチャットボットやチャットフローの機能が使えます
画面の右下に自動でチャットが表示されるように設定可能です。

訪問者がページの50%をスクロールしたり、10秒以上滞在したタイミングでチャットボットを表示させたい場合は、以下のように設定することもできます。

フォーム作成

HubSpotでは、以下のようなフォームを簡単に作成できます。

Googleフォームなど他のツールでも同様のことは可能ですが、HubSpotのフォーム機能が優れているのはCRMと完全に連携している点です。たとえば、フォームから送信された情報は自動でHubSpotのCRMに蓄積され、個別の登録作業やデータの転記は一切不要になります。

フォームを作るだけで、リード獲得からアプローチまでの導線がHubSpot上で完結し、業務全体の無駄を削減することができます。

ミーティング日程調整

HubSpotにおける一番便利とも言える機能が、この「ミーティング機能」です。
ビジネスの現場では、日程調整のためのメールや電話に、思っている以上の時間を取られてしまうことがあります。
しかしこの機能を使えば、そのやり取り自体が不要になります。

専用の予約ページを共有するだけで、相手が空いている時間を選んでミーティングを自動で確定。
さらに、Zoomのリンクまで自動で発行され、連携ミスや通知忘れの心配もありません。

同様の機能を持つツールにYouCanBook.meなどがありますが、Zoom連携を自動化しようとすると有料プランが必要だったり、Zapierの設定が必要だったりと、細かな調整が発生します。

HubSpotなら、無料プランのままでZoom連携も完了します。設定もシンプル。

スムーズに予定が決まり、顧客とのやりとりに集中できる環境が整います。

HubSpotの費用対効果を最大限高める3つの秘訣

無料でもここまで便利に使えるHubSpotですが、本格的に業務に活用していくなら、費用対効果を意識した使い方がカギになります。
ここでは、導入後に「入れてよかった」と実感するための、3つの活用ポイントを紹介します。

無料でできること”をまず全て使い倒す

HubSpotには、無料プランの範囲でも営業・マーケティング・顧客対応に役立つ多くの機能が備わっています。
まずはこれらの機能を“徹底的に使ってみる”ことが、最大のコストパフォーマンスにつながります。

先ほどご紹介した実用的な無料機能などを使ってみることで、初めて「これがうちの業務に合っている」「もっと深く使いたい」と実感できるポイントが見えてきます。

いきなり有料プランに移行するのではなく、無料でできることを漏れなく試しておくことで、本当に必要な機能と投資すべきポイントが明確になり、無駄な費用をかけずにステップアップできます。

「ツール導入」ではなく「営業・マーケの業務改善」とセットで考える

HubSpotを導入する際に見落とされがちなのが、「ツールを使うこと」自体が目的になってしまうケースです。
しかし、本来の目的は業務の効率化や成果の向上であり、ツールはそれを実現するための手段にすぎません。

たとえば、見込み顧客の管理がバラバラで引き継ぎがうまくいっていないなら、
単にCRMを導入するのではなく、営業・マーケ・CSのフロー全体を見直したうえで、HubSpotをどう使うかを考えるべきです。

「営業資料はどこに保存するのか?」「顧客対応の履歴はどこに記録するのか?」など、
業務プロセスとツール運用を一体で設計することが、成果に直結するHubSpot活用のコツです。

小さな成功体験と可視化を仕込む

HubSpotを導入しても、社内に浸透しなければ意味がありません。
そのために大切なのが、「できた」「効果が見えた」という小さな成功体験を早期に作ることです。

たとえば、問い合わせフォームから初めてリードが入り、そこに自動でフォローメールが送られた。
その結果として商談につながった、こうした成功を“見える化”して社内で共有することで、
「HubSpotって使えるかも」とチーム全体の関心や参加意識が高まります。

最初から完璧を目指すのではなく、まずは一部の機能だけでも使って成果を出し、その効果を見える形で積み重ねていくこと。
それが、HubSpotを社内に根付かせ、費用対効果を最大化するための現実的なステップです。

まとめ|HubSpot初心者はプロに相談しよう

本記事では、HubSpotの最新料金プランの全体像を整理し、実践的なHubSpot活用ノウハウまでを解説しました。

HubSpotは無料でも十分に使えますが、本格的に活用するには「どこから手を付けるべきか」「何を目的にするのか」といった戦略的な設計と継続的な運用の視点が欠かせません。

特に、「案件が増えてきたけれど営業・マーケが回っていない」「情報が分散して管理が限界にきている」と感じているなら、今が見直しのタイミングです。

自社に合った使い方を知りたい、最適な導入ステップを踏みたいという方は、HubSpotを熟知したプロに一度相談してみてください。
わたしたちGENNEは、ツールの説明だけでなく、事業フェーズに合った“成果が出る活用”を前提にサポートしています。

無料で導入相談も受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。

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